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【ゴムゴムの知恵】まるで生きている!? ゴムの劣化を抑えて「ゴムの寿命」を延ばす方法とは!

皆さんの身の回りにあるゴム製品。
次第に「硬くなってきた」「ひび割れてボロボロだ」と感じたことはありませんか?
それは、ゴムが「老化」しているサインです。
今回は、このゴムの老化が起こる要因と、老化を防ぐ秘密兵器「老化防止剤」、
そして大切なゴム製品を長持ちさせるための対策について、分かりやすく解説します!

〇ゴムの老化はなぜ起こる? 主な犯人はコレ!

ゴムは長い分子鎖が複雑に絡み合い、多くの場合「架橋(加硫)」されてできています。
この分子鎖や架橋が、外部からの影響でダメージを受けることが老化の主な原因です。

主な要因は以下の5つ!

・酸素  空気中の酸素がゴム分子と反応し、分子鎖を切断したり不規則な結合を作ったりします。
・オゾン より強力な酸化力を持ち、ゴムの表面に微細なひび割れを発生させます。
・   高温はゴム分子の動きを活発にし、酸化などの化学反応を加速させます。
・   太陽光の紫外線は、ゴム分子の結合を切断するエネルギーを持っています。
・薬品  溶剤、酸、アルカリなどは、種類によりゴム分子鎖を切断したりします。

〇ゴムの寿命を延ばす秘密兵器「老化防止剤」とは

ゴムの老化は避けられませんが、その進行を遅らせ寿命を延ばすために、
ゴム材料には「老化防止剤」という薬品が配合されています。

・ゴム分子が酸素やオゾンと反応する前に、自らが身代わりとして反応、ゴムへのダメージを防ぎます。
・一部の老化防止剤は、ゴム表面に保護膜を形成、オゾン等の侵入を物理的に防ぎます。

これらの老化防止剤は、タイヤやゴムパッキンなどの、
過酷な環境下で使用されるゴム製品の品質と安全性を陰で支える、まさに「守護者」と言える存在です!

〇大切なゴム製品を長持ちさせるための対策法

老化防止剤のおかげでゴムは長持ちしますが、
私たちも少しの工夫でその寿命をさらに延ばすことができます。  保管環境の考慮    : 直射日光、高温多湿を避ける。密閉容器に保管する。  用途に合ったゴムの選定: 屋外なら対候性のあるEPDM、油に触れるなら耐油性のあるNBR。  定期的な手入れ    : 汚れは落とし、しっかり乾燥。タイヤなど屋外のゴムには専用保護剤も。 ゴムの老化メカニズムを知り、適切な対策を講じることで、 ゴム製品を長く安全に使い続けることができます。ぜひ、今日から実践してみてください!

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